南島最大の都市「クライストチャーチ」~大地震からの復興~
こんにちは、Yujunです。
今回は、ニュージーランド南島最大の都市「クライストチャーチ」について紹介します。
意外と現代風の都市
「クライストチャーチ(Christchurch)」は、ニュージーランド南島で最も大きい都市で人口は約40万人と、ニュージーランド全体でも三番目に大きい都市です。地方としてはカンタベリー地方に属します。ちなみにこの「カンタベリー(Canterbury)」は、イギリスの街の一都市でもあります。
ガイドブックには、クライストチャーチは「イギリス以外で最もイギリスらしい街」とよく書かれています。
しかし、実際に現地に行ってみると、確かにイギリスらしい街並みが見られるものの、ガラス張りの建物が多くモダンな街並み、という風にも感じました。
また、他の南島の街と違うところは、街中に坂がないことです。南島の多くの街は、山や丘が多く、それに伴い坂が多いです。一方でクライストチャーチは、街全体がフラットで、坂が全くと言っていいほど見当たりません。
カンタベリー地震
クライストチャーチが、モダンな街であることの大きな要因として、2011年に起こった「カンタベリー地震」があげられます。
この地震は、東日本大震災の前、2011年2月22日にクライストチャーチ近郊でマグニチュード6.1の地震が発生し、クライストチャーチで多くの建物が倒壊しました。
特に街のシンボルであった大聖堂の尖塔が崩壊したことは、市民にとって大きな衝撃でした。
さらに日本人も多数この地震に巻き込まれ、28名亡くなっており、ニュージーランド国民以外で最も多くの犠牲者を出しました。
当時、日本でも大きく報道されていたことを覚えています。しかし、そのすぐ後に東日本大震災が起こり、日本中が混乱に陥りました。私は当時、東北地方の太平洋側に住んでいたので、今までの人生で最も衝撃的で混乱したときでした。
この年は、ニュージーランドと日本で大地震が立て続けに起こった年でした。
地震からの復興
さて、クライストチャーチの現況について述べると、地震からの復興が現在進行形で進んでいます。多くの建物が修復や解体・再建済みですが、街のいたる所で工事が行われており、いまだに更地のままの所や地震当時のままの所もあります。
街のシンボルであった大聖堂は、囲いで覆われ、地震当時のままで残っています。
再建された建物の多くは、ガラス張りのビルやスタイリッシュな建物として建て替えられています。これがモダンな街並みになっている一因だと思います。
個人的には、ガイドブックでよく書かれている「イギリス以外で最もイギリスらしい街」という要素はあまり感じないものの、地震前はそうであったのかなと思っています。実際、南島の他の街、ダニーデンやオアマルなどのほうが、イギリスらしさ・ヨーロッパらしさを感じます。
しかし、建物の再建はまだまだ続いているので、これからの復興に期待したいと思います。
まとめ
ニュージーランド南島最大の都市「クライストチャーチ」は、2011年の大地震で大きな被害を受け、建物の再建が続いています。大地震からの復興はまだ道半ば、といった感じですが、営業を再開した建物も多く、十分に街中観光を楽しむことができました。
これからの復興を楽しみにしたいと思います。